軒天(のきてん)は、家の外壁と屋根の間にある天井部分で、
雨風・湿気・紫外線から建物を守る重要な役割を持っています。
しかし外からは見えにくく、劣化に気づかないまま放置されやすい場所です。
軒天に使用される代表的な素材が
ベニヤ(木質系) と ケイカル板(ケイ酸カルシウム板)。
素材によって劣化の仕方が異なるため、それぞれの特徴と劣化サインを知ることが大切です。
この記事では、軒天の素材別の劣化症状と、放置するとどうなるのかを詳しく解説します。
■ 軒天に使われる2つの主要素材
▼ 軒天の素材と特徴
| 素材 | 特徴 | 耐久性 | 劣化の特徴 |
|---|---|---|---|
| ベニヤ(木質系) | 木材で軽く施工しやすい | やや低め | 湿気に弱く腐食しやすい |
| ケイカル板(ケイ酸カルシウム板) | 不燃性で耐久性が高い | 高い | ひび割れ・塗膜剥離が多い |
素材によってメンテナンスの方法も変わります。
■ ベニヤ軒天の劣化サイン
木材を使用するベニヤ軒天は、
湿気や雨水に弱く、劣化の進行が早い傾向があります。
🔸 1. 塗膜の剥がれ
表面の塗装が剥がれてくると、木が水を吸いやすくなります。
🔸 2. 変色(黒ずみ・シミ)
雨漏りや湿気が原因で黒ずみが発生。
カビや腐朽菌が発生している可能性があります。
🔸 3. 反り(湾曲)
水を含んだ木材が膨張・乾燥を繰り返すことで反りが発生します。
🔸 4. 腐食(ボロボロになる)
指で押すと柔らかくなる状態は重度の劣化。
早急な交換が必要です。
■ ケイカル板軒天の劣化サイン
ケイカル板は耐久性が高い一方、
「割れ」や「塗膜の剥離」が比較的起こりやすい素材です。
🔸 1. 塗膜の剥がれ
表面が粉を吹いたり塗料が剥がれると、雨水を吸いやすくなります。
🔸 2. ひび割れ
地震・建物の揺れ・経年劣化で細かなひびが入ることがあります。
🔸 3. シミ(雨水の滲み)
屋根からの雨水が浸入しているサイン。
雨漏りの可能性もあるため注意が必要です。
🔸 4. 一部破損・欠け
衝撃や劣化により欠けてしまうケースも。
■ 軒天の劣化を放置するとどうなる?
劣化を放置すると、見た目以上に深刻なトラブルに発展します。
❌ 雨漏りにつながる
軒天は屋根裏とつながっているため、
劣化した部分から雨水が入り、
屋根内部の木材が腐る可能性があります。
❌ 害虫・小動物(スズメ・ハチ)の侵入
隙間ができると、ハチの巣ができたりスズメが入り込むケースも。
❌ 外壁や屋根の劣化を加速
軒天が機能しなくなると、雨水が壁に当たりやすくなり、
外壁材の劣化も早まります。
■ 軒天の正しいメンテナンス方法
✔ 軽度の劣化 → 再塗装
塗膜剥がれ・軽い変色なら再塗装で十分補修できます。
✔ 中度の劣化 → 補修+塗装
ひび割れ補修・シミの除去後に塗装します。
✔ 重度の劣化 → 張り替え(交換)
ベニヤの腐食や大きな破損は交換が必要です。
費用は 1〜3万円/㎡ が目安。
■ まとめ:素材別の劣化サインを見逃さないことが大切
軒天は素材によって劣化の仕方が大きく異なるため、
症状を正しく見極めることが重要です。
ベニヤ → 腐食・反り・黒ずみが出やすい
ケイカル → ひび割れ・塗膜剥離が多い
どちらも放置すると雨漏りや害獣被害につながるため、
早めの点検とメンテナンスが必要です。
ペイントホームズ苫小牧店では軒天の劣化診断・最適な補修方法をご提案しています。
軒天が気になる方は、お気軽にご相談ください。
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