外壁塗装には水性塗料と溶剤塗料どちらがおすすめ?

 

外壁塗装に使用する塗料には、水性塗料と溶剤塗料とがあります。それぞれどのような特徴があり、外壁塗装に適しているのはどちらなのでしょうか?

  1. 水性塗料メリットデメリット

水性塗料メリットデメリットは、いくつかあります。

メリットとしては、施工中に不快な臭いがしないという点や、職人にとって塗りやすいという点が挙げられます。健康被害の心配がないため、小さなお子様やご年配の方がいるご家庭では水性塗料を選ぶことが多いです。また環境にいい塗料という点も、大きなメリットです。

デメリットとしては、完全に乾燥するまで時間がかかり、それまでは濡らしてはいけないという点です。雨が多い時期や気温が低い時期には、この点では水性塗料はあまりお勧めではありません。また、外壁素材によっては水性塗料が使えないものもあるため、注意が必要です。

  1. 溶剤塗料メリットデメリット

溶剤塗料メリットデメリットは、以下の通りです。

メリットは、素早く乾燥して強い塗膜を作ることができるという点です。また金属面への塗装も可能で、外壁材の素材を選ばずに対応できます。下塗りが不要な素材があったり、塗装によって作り出したツヤ感を長期間維持できる点、そして高い耐久性がある点も、メリットと言えます。

デメリットは、施工中の臭いではないでしょうか。これは施工後少しずつ解消するとはいえ、体調不良になってしまう人は少なからずいます。またコスト面で水性塗料よりも割高になる点や、保管が難しい点もまたデメリットでしょう。

水性塗料と溶剤塗料は、それぞれメリットとデメリットがあります。施工の時期や気温、またご予算など総合的に検討した上で、適したものを選びたいものです。