弱溶剤塗料とは?強溶剤塗料との違いは?

住宅の外壁塗装や屋根の塗装に使われる弱溶剤塗料はどんな塗料のことなのでしょうか?弱溶剤塗料と強溶剤塗料にはどんな違いがあるのでしょうか?

弱溶剤塗料とは?強溶剤塗料との違いは?

簡単に言えば、弱溶剤塗料は弱いシンナーで薄めて使う塗料です。強溶剤塗料とは薄めるシンナーの希釈の濃度が違います。強溶剤塗料は、弱溶剤塗料と比べて強いシンナーで薄めて使います。

弱溶剤塗料のうすめ液は塗料用シンナーです。塗料用シンナーにはターペン、ミネラルスピリッツなどの脂肪族系の成分が使われます。弱溶剤塗料は強溶剤塗料と比べて速乾性の面では劣りますが、さまざまなメリットがある安全性に優れた塗料です。

弱溶剤塗料・5つの特徴

塗料の性質を知ることは塗料選びの第一歩です。弱溶剤塗料のメリットはうすめ液に使う塗料用シンナーが弱いので【1.臭いが少ない】ことです。しかし臭いがないではないので魏注意ください。【2.引火点が高い】ので安全性が高いです。

弱溶剤塗料は強溶剤塗料ほどではありませんが、強い塗膜を作ることができます。そのため【3.塗膜の耐久性が高く長持ちしやすい】です。有害なVOCをほとんど発散しないので【4環境に優しい】塗料でもあります。さらに、【5.金属と相性がいい】のもメリットです。水溶性塗料は金属との相性が悪いので、金属を使った下地や屋根を塗装する時は弱溶剤塗料を使用します。

このように弱溶剤塗料は外壁塗装に使用されるポピュラーな塗料です。安全性に優れ、環境にも優しいというメリットがあります。戸建て住宅の場合、強溶剤塗料を使用することはほとんどありませんが、塗料選びで迷っている方は、この記事を参考に最適な塗料を選んでください。